1日10記事達成ならず。
1記事が長過ぎるのが敗因かと。
また挑戦しよう ←




昨日の話の続きから少しそれるが。





後から聞いたところによると
ツレは最初から私に対していろいろと
運命の出会いを感じていたらしい。
残念ながら
私はまったく感じなかったが ←




その理由の一つが
私が左利きであるという事。




…は? である。





では、説明しよう。




ツレ自身は右利きであるが
ツレは子供の時から左利きの人が
気になって仕方なかったらしい。




今はそんな事ないだろうけど
私やツレの子供時代は
左利きは大人に嫌がられた。
特に昔の人には。
私自身も『ぎっちょ』はみっともない
と言われ、祖母や祖父や母から
右利きになるように
あの手この手で矯正されたものだ。
でも私は右利きになれなかった。




小学校では、1クラス30人いたら
左利きは3人くらいだった。
1割いるかいないか。
統計では、どこの国もだいたい
左利きは総人口の1割らしい。
もっといるような気がするけど
そんなもんらしい。



学校で、左利きで困った事は
例えば習字。
左手で筆字を書くのは難しいのだ。
例えば家庭科の編み物。
先生は右利きだけど
左利きでは編み方が違う。
例えば体育。
野球ならグローブが逆。
逆手では上手く投げられない。
例えば図工。
彫刻刀は右利き用に出来ている。
左ではやり辛い。




一般に、
左利きは器用だとか言われていて
実際に他にいた左利きの子は
器用だった。
右も使えたり、左で上手く出来たり。
私は不器用な左利きだった。
いろいろやり辛かった。



ツレが子供時代にも、やはりそういう
やり辛そうに過ごしている
左利きの子がたまにいて
ツレはそういう子が
気になっていたという。



大人になってからも
左利きの人に目がいく、という
習性?が続いたようだ。



本人の自己分析によると。
ツレは同性愛者とか
セクシャルマイノリティとか
そういう自覚は29歳までなかったが
自分は人とは何かが違う、という
生き辛さをずっと感じながら
生きてきたという。



学校に限らず
世の中は右利き仕様に出来ている。
券売機のお金を入れる位置も
自動改札でキップを入れる位置も
今ならスイカをタッチする位置も
パソコンのキーボードの位置も
刃物や調理器具も
基本的に右利き前提だ。



実際、左利きだからと言って
今はそんなに困る事はないけど
右利きは『多数派』で
左利きは『少数派』なのは
まあ、間違いない。
大げさに言えばマイノリティ。



人と何かが違う、
多数派になれない、という自分と
ある意味マイノリティの
左利きの人を
どこかで重ねて見ていたのだ
という。



確かに。ツレの
『左利きの人発見センサー』は
かなり高性能。
私の事もそうだったけど
その人のちょっとした動作で
左利きだという事を見抜く。
それだけ、左利きの人を
ずっと見ていたのだろう。
特定の誰か、ではなく
左利きの人が気になっていた。
ずっと。




だからと言って
左利きの人を好きになった事は
なかったらしい。
前に書いたとおり
ツレは特定の誰かを
好きになった事がなかった。



私と実際に顔を合わせて
私が左利きだとわかって
自分がなんで、左利きの人を
これまで気になってきたのか
その理由が決定打として
わかったんだそうである。




…長い。
ここまで読んでる人いるだろうか?
しかもまだ続く。




そう、左利きは決定打の一つで
メル友なだけだった段階で
運命を感じた事が他にあったらしい。



それは前にも書いたけど
私が渋谷区在住だった事。



私とネットで知り合う少し前から
ツレはバスに乗って渋谷に行く夢を
何度も何度も見ていたらしい。
当時のツレは千葉の外れに住んでいて
渋谷には何の縁もないし興味もない。
自分の車があるから
バスに乗る必要も機会もまったくない。
なのに何故、渋谷にバスなのか?
何故、何度もこの夢を見るのか。
不思議に思っていたという。



一方、その頃。
私の実家のすぐそばに
新しくバス停が出来た。
渋谷駅に直通のバス停だ。



ツレとメールで何度も
やりとりをするうちに
そのバス停の話になったらしい。
(私は覚えていないが)
その時ツレは、なんで自分が
そんな夢を見ていたのか
合点したんだそうである。




そして実際に会った私は
しかもなんと左利きだった!
運命の人がここにいた!
今まで自分が
誰も好きになれなかったのは
この人に会うためだったのだ
と思ったんだそうである。
…意外にロマンチストな人である。




しかもこの話を教えてくれたのは
出会ってから10年も経った後。


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大丈夫ですか(汗)
最後まで読んで下さった貴方に
心から感謝の意を表します。