最近、立て続けに
昔の知り合いに会った。
正確には、
私の職場に彼らが訪ねて来てくれた。




もう会わないだろうと思って
連絡先も削除した相手なのに
彼らの生の声を聴き、笑顔を見れた事が
自分でも驚く程に嬉しかった。
その瞬間、彼らの瞳に映る自分は
少しは価値がある人間にも思えた。
でもまた会いたいかと聞かれたら
やはりもう会わなくてもいい気がする。
元気でいてくれたらそれでいい。
交わる未来は無くていい。



昔から誰とでも
最終的にはそういうのばっかりだと
今になって思う。
歪んでいる。
でももう今は
自分のそれがわかっているから
傷付かないし悔やまないけれど。




付き合いとして続かなくても
ずっと何かを与えられ続けている縁て
きっとあると思う。
だから今の自分でいられるんだろう。
なんて思うのはご都合主義か。




どうしてツレとだけは
離れないし終わらないと確信出来るのか。
やはり結局、
頭の中がおめでたいのか。





さて。



ののちゃんは

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今日も頑張っている。




るーちゃん、ののちゃんの
朝のリハビリ。

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朝ごはんを食べた後
家の中を歩き回るのが日課で




疲れると

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寝る。



不自然な延命治療はしないと決めている。
でも、ののちゃんは
まだまだ生きる気力がいっぱいある。
というか、
一度なくなりかけていたけど
再び頑張っている。




その姿だけで、それだけで
毎日、なにかを与えられて
毎日、なにかが生まれていく。




私と出会った誰かも
多少なりとも一瞬だけでも
そうだったら



…なんて都合よく期待する私は
やはり、
かなりおめでたいに違いない。