実家に行って来た。
と行っても、徒歩1分なわけだが。
庭の梅の木に実がついていた。
祖母がまだ元気だった頃は
この梅は梅酒になっていたけれど
母は梅酒も梅干しも嫌いだし
私もそこまでやる気にもなれず
毎年、ただ実っては落ちていくだけだ。
せっかく実ったのに
食べてあげなきゃ可哀想なのだろうか?
と思わないでもないが
それって
せっかく女に生まれたのに
子供を産まないなんて勿体無い、
みたいな発想と同じではないか?
という気にもなる。
まあ、考え過ぎ。
余計な御世話だっちゅうの。
だから、梅の実ごめん。
君は君の一生を全うしてくれたまえ。
何の話だ。
実家の姫(犬、パピヨン、14歳)は
日に日に老いている。
耳がだいぶ遠いようだ。
近付いて声をかけないと
私の気配に気付かない。
14歳って人間でいうと多分90歳くらいだ。
そりゃあ、耳も遠くなるだろう。
足腰も弱くなるだろう。
実家の居間にはテレビ以外の家具がない。
最近は、常にど真ん中に布団が敷いてあり
それは姫のためだけの布団である。
布団の上で煙管をくわえる姫。
どこの姐さんか?
ちなみにくわえているのは
もちろん煙管ではなく
仏壇のりんを鳴らす棒だ。
名前何ていうんだあれ。
チーンて鳴らす棒。
それが姫のお気に入りにオモチャ。
さすが姫、お目が高い。
しつけ?何ソレ的なくらい
ワガママに育てられた姫。
全然、犬らしくない。
いいよ、
貴方は貴方のまま、生を全うしてくれ。
ところで母は今、
家庭菜園に凝っている。
いつも収穫したものをくれる。
今日はこれらをもらった。
大葉とバジルとイタリアンパセリと
ベビーリーフ。
今夜の夕飯はこれを使おう。
さて。
ではまた。
普通のバナー貼ってみた。